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ヨウコのゆるふわライフ

実践ビジネス英語で学ぶ|高齢化社会にまつわる英語表現

今日も飽きずにNHK英語番組「実践ビジネス英語」を聞いています。

実践ビジネス英語は2012年から学習していますので、丸8年は続いていることになります。

飽きっぽく集中力がない私にしては、ずいぶん長く続いている趣味兼勉強です。

さて、2月号レッスン21のお題は「共に老いる」-Aging Togetherでした。

スティーブ・ライオンズの姉キャシーは65歳になり、税理士の仕事から引退し、90歳の母親の介護のために母親の住む家に引っ越して在宅介護をし始めたとの内容です。

少子高齢化が急速に進む日本でも、他人事ではない「老老介護」。

実践ビジネス英語を聞いて「共に老いる、ってつまりは老老介護のことよねぇ」と思っていたところ、当初の日本語タイトルは「老老介護」でした。

のちに「共に老いる」に変更されていました。

老老介護とは

老老介護という言葉がシニア層の間に広がっています。

老老介護とは65歳以上の人が80代や90代の親の介護をすること、もしくはシニアカップルのどちらか元気なほうが弱っているほうを介護するというもの。

女性のほうが平均寿命が長く、お互い夫と死別した(高齢の)姉妹が一緒に暮らすケースもあるそうです。

老老介護=老人が老人を介護する、と聞くととてもたいへんそうなイメージがありますが、実際楽ではないでしょう。

高齢化社会や介護にまつわる英語表現

ではレッスン21の(1)から(5)まで順番にに語彙をみていきます。

超高齢化社会を迎えた日本ですので、自国の高齢化や核家族化、非婚化などにまつわる表現を覚えておくと、他の国の人に説明するのに便利です。

turn 65 65歳になる

〔年齢が〕~歳になる、というときはturnを使います。

I’m going to turn 50 soon.  私は間もなく50歳になる

その他、hitを使うこともあります。

以下は英辞郎の例文ですが、けっこうシツレイですね。

When you hit 30, it’s all downhill.  30を過ぎると、あとは坂道を転がり落ちるだけよ。 (出典:英辞郎)

quality time (大切な人と過ごす)充実した〔上質の〕時間

Quality of Life は日本語でもQOLという表現が定着して「生活の質」の意味ですが、qualityを形容詞で使うと「質のよい」「上質な」「素晴らしい」という意味になります。

ヘザーさんの英語解説によると、quality timeは両親や祖父母が子どもや孫と過ごす時間を語るのに非常によく使われる表現とのことです。

例文:ヘザーさんの解説から

I had some nice quality time with my daughter this weekend.

frail 虚弱な、か弱い

これはすでに日本語でも、高齢者の衰弱を「フレイル」と言っています。

似たような単語に、fragileがあり、こちらは「ものが壊れやすい」などの場合に使われるようですが、人が虚弱なという意味もあります。

割れ物注意のステッカー= the “Fragile” sticker

24/7 常時、1日24時間、週7日

まさしく、在宅介護の状態で、介護者はたいてい家族のだれかが担当するわけですが施設職員と違い、在宅介護では休みがありません。

homecare worker (在宅)ケアワーカー、ホームヘルパー

日本では、介護保険を利用してきてもらうヘルパーさんのことですね。

例文:ビニエットから

Kathy is now with Mom 24/7. She bathes her, prepares her meals, picks up her medications, schedules homecare worker appointments and transports her wheelchair for excursions.

もうこれを読んだだけで、ものすごく大変だろうと想像できますね。

「65歳の娘が90歳の母親に常時付き添い、入浴させ、食事の用意をし、薬を受け取りに行き、ホームヘルパーの予約をとったり、外出のための車いすを運んだりしている」そうですので。

filial piety 親孝行、 〔儒教{じゅきょう}の道徳{どうとく}の〕孝

dementia 認知症

認知症はひとつの病名ではなく、記憶障害など脳に異常をきたす病気の総称で、日本人に一番多いのがアルツハイマー型です。

アルツハイマー型認知症は Alzheimer disease, Alzheimer’s dementia《病理》, Alzheimer-type dementia《病理》ですね。

pay someone back (人に)恩返しをする

ビニエットでは「恩返しをする」の意味で使われていますが、「(人にお金を)返済する」「仕返しする」「報復する」の意味もあります。

例文:ビニエットから

But she sees caring for Mom as paying her back for all she did for us as kids.

素晴らしいことですね。

ライオンズのお姉さんは「母親の介護をするのは、母が自分たちが子どものころにしてくれたすべてのことに対する恩返しだと思っている」そうです。

立派な娘さんです。

私は恩返しと思ったことはなく、親の介護は娘の義務だと思って実家に通っていました。

late-in-life 高齢の、熟年の

caregiver (高齢者、子ども、病人などの)介護者、看護者、世話をする人

介護と看護はどう違うかというと、介護は生活上必要な動きを介助したりすることで、看護は医療ケアでしょうね。

看護の場合はnurse(名詞、動詞)を使いますね。

例文:ビニエットから

Many late-in-life caregivers - usually daughters - find their health suffering because of the stress, physical labor and isolation that often come with caregiving.

これはコリンズの発言の一部ですが、これを読んで私自身の親の介護を思い出しました。

私はライオンズの姉のように母親と同居して介護していたわけではなく、いわゆる「通い介護」でした。

それでも例文のように「熟年の介護者は(主に娘ですが)自分の健康がストレスや肉体労働、孤立感のためにおびやかされているとわかっている」状態でした。

rear one’s ugly head 顕在化する、頭をもたげる

これは不快な感情に関して使っていて、英辞郎には次のように説明がありました。

【直訳】その醜い頭をもたげる ⇒ 潜んでいた毒ヘビなどがそれと分かるように行動開始する。転じて、不快な問題などが立ち現れる。

例文:ビニエットから

Old hurts and resentments can rear their ugly heads, and the quality of caregiving can suffer.

つまりは「昔(親から)傷つけられたことや恨み(のような不快な感情)が思い出されて、介護の質が損なわれかねない」という意味ですね。

仲のよい親子ばかりではありませんからね。

toxicity 毒性 Word Watchより

toxic の名詞形ですね。

これは実践ビジネス英語でだいぶ前に覚えた単語なのですが、物理的な毒に加えて「人に心理的な害を与える」という意味でも使えます。

当時の英会話の先生に職場のボス殿のことを、She is a toxic boss!とかいうと、めちゃくちゃウケましたね、「すごくナイスな表現だ」って。

get a raw deal 不当な扱いを受ける Word Watchより

rawは形容詞で「生の」という意味ですが、口語では「不当な」「不公平な」という意味でも使うそうです(テキストの解説より)。

例文:ビニエットから

Millennials do seem to be getting a raw deal when it comes to demographics, don’t they?

アメリカでは無休で親や義理の親、祖父母を介護している人の4分の1がミレニアル世代とのこと。

それについて登場人物のひとりマクミランが「ミレニアル世代の人たちはデモグラフィックスでいえば、不公平な扱いを受けているように思えますよね」と発言しています。

ちなみにミレニアル世代とは「1980年代半ばから2000年代初めに生まれた人たち」を指し、Y世代やデジタルネイティブと呼ばれることもあります。

そんな若い世代の人たちが、無休で高齢の身内の介護をしなくてはいけないのは、確かに少し気の毒ですね。

Talk the Talk 杉田先生とヘザーさんのトークから

実践ビジネス英語のワンレッスンは6回から成り、6回目は1~5回目までのビニエットを通しで聞いたあと、杉田先生とヘザーさんのトークがあります。

テキストにスクリプトが載っていますが、全部ではなく一部のみになりますので、スクリプトがない部分は頑張って聞き取らなくてはいけません。

私はこの最終回のお二人のトークが好きで、特にヘザーさんはアメリカから来られて日本で家庭を持ち、日本でお仕事をされているので、興味深いお話を聞くことができます。

今回はテーマが「介護」でしたので、杉田先生からヘザーさんに、ヘザーさんのご両親についてや、ご両親に介護が必要になったときには帰国するのか、などの質問がありました。

杉田先生:Living in Japan as you do, is moving back home to take care of your parents an option for you?

ヘザーさん:That would be pretty much impossible, to be honest.(中略)I have to completely upend my life to go back to the States. I don’t think it would be done, frankly, and my parents don’t expect it, either.

以前のTalk the Talkでヘザーさんが話していたのですが、ヘザーさんは一人娘さんなのだそうです。

アメリカから日本に送り出したご両親も立派ですよね。

杉田先生:In Japan, aging together is sometimes called “ro ro kaigo.” Old people having to care for an elderly spouse, sibling or parent is a real serious problem here. (中略)In the old days when we lived in big families, there was always a relative who would take care of an aging parent. But that’s not anymore, as we have nuclear families and there are fewer children.

ここで「老老介護」ということばが出てきていますね。

杉田先生がおっしゃるように、かつては大家族で高齢者が病気になったり介護が必要になったりしたときには、だれか面倒を見る人がいました。

核家族化が進む現代では期待できないことです。

核家族のことを、nuclear familyといいますが、大家族のことを先生はbig familyとおっしゃっています。

その他に、extended familyなどともいうようです。

昔は三世代家族が当たり前で、私も祖父母と一緒に暮らしていました。

祖父母、両親、子どもという家庭は今は少なく、核家族化、少子化、非婚率の上昇などで、身近に介護をする人がいないのが現状のようです。

ともあれ、日本の超高齢化社会にまつわる英語表現を再確認する、よい機会になりました。

高齢者を英語でいうときは?

ところで、高齢者を「老人」とか「年寄り」というのは日本語でもあまり好ましくありません。

では、英語で年配の人、高齢者を表すにはなんというのでしょうか。

参考

高齢者って英語でなんて言うの?

DMM英会話の先生たちが答えてくれています。

まちがっても、old peopleといわないようにしましょう。

senior はいいと思います。

日本語でも、年配の人を「シニア」といいますし、あまりネガティブな響きはありません。

さて、NHK英語番組も2019年は残すところあと1ヶ月です。

2020年度も、実践ビジネス英語のテキストを定期購読して、聞き続ける予定でいます。

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