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ヨウコのゆるふわライフ

英語ニュースで読む小山田問題|日本語では「告白」英語では「自慢」

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障害を持って生まれるって…

私の伯父には身体的な障害がありました。

生まれながらの障害です。

現代なら、早期に発見すれば健常者として生きられる可能性のある障害です。

伯父の人生がどのようなものだったのか、想像の域を超えません。

しかし、障害がなければ経験できただろうこと(仕事や結婚など)が数知れず奪われたことは間違いありません。

詳細については、このブログの趣旨に合わないため書かないことにします。

ただ、身内に障害者がいたこともあり、今回炎上している小山田氏の所業に関しては怒りに震えました。

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海外ニュースを読んでみる

国内のネットニュースを読んでいたところ「海外メディアでも取り上げられている」とのことで、どのような表現をされているのか読んでみることにしました。

目を通したのはイギリスのBBC、ガーディアン、アメリカのNBC、ワシントンポストです。

日本メディアと違う表現

日本の多くの報道では、小山田氏が音楽誌にいじめを「告白した」としています。

しかし、複数の音楽雑誌に掲載された内容は「告白」というよりは「いじめ自慢」です。

「告白」だと、反省、後悔、贖罪などのニュアンスをいくぶん感じますが、音楽雑誌への掲載内容にそれはまったく見られません。

海外のメディアを見てみましょう。

英BBC

Tokyo Olympics: Composer Keigo Oyamada resigns over bullying at school

BBCでは小山田氏が辞意を表した、という記事しか見つかりませんでした。

特徴的な部分を引用します。

Old magazine articles resurfaced in which Keigo Oyamada, 52, boasted of the bullying and said he had no regrets.

After the scandal broke, the performer apologised. But the outrage in Japan has now led to his resignation.

引用元:BBC

こちらの記事では「小山田氏がいじめを自慢し、なんの後悔もしていないと語っている記事が再浮上している」ことを書いています。

■ resurface・・・再現する(させる)

■ outrage・・・激怒、憤慨

英ガーディアン

Tokyo 2020 composer apologises for historical bullying of disabled classmates

Tokyo Olympics composer resigns after admitting bullying disabled classmates

Keigo Oyamada, who is better known as Cornelius, initially resisted calls to quit after reports surfaced last week of magazine interviews he gave in the mid-1990s in which he appeared to boast about the incidents.

引用元:ガーディアン

「小山田氏は当初、辞任を求める声に抵抗していた」そうです。

そしてこちらの記事でも、boast が使われています。

■ resist・・・あらがう、抵抗する

※apologiseは英国式綴り

米NBC

Tokyo 2020 Olympics composer apologizes for bullying disabled classmates

The composer, Keigo Oyamada, also known as “Cornelius,” boasted to Japanese magazines in the 1990s about how he had tormented fellow students. The boasts came back to haunt him less than a week before the games are to kick off Friday.

“These reflections were not looked back on regretfully, but instead were seen as funny childhood moments,” the popular blog ARAMA! JAPAN wrote. “He spoke of them in a boastful nature.”

引用元:NBC

この記事のなかでも、特徴的なのが “boast” , ” boastful nature” です。

■ torment・・・〔人を連続的に肉体的・精神的に〕ひどく苦しめる、悩ます

■ boastful・・・〔話などが〕自慢だらけの、自慢たらたら

日本の報道で多く見られた「いじめを告白した」は、海外では「自慢した」「自慢気に」となっています。

実際は、日本で多用されている「告白」ではなく「自慢」が正しいでしょう。

「いじめを後悔することなく、子ども時代の愉快なひと時だとして振り返っている」とNBCでは書かれています。

On social media, critics were far from forgiving. “How can a person who committed such discriminatory and violent acts considered qualified for getting involved in Olympic and Paralympic Games?” a person posted on Twitter.

引用元:NBC

TwitterやYahoo!コメントにはこの引用部分のように、” far from forgiving “な怒りの書き込みが殺到し、辞任ということになりました。

なお、NBCには小山田氏が障害を持つクラスメイトに行った残忍な行為が具体的に書かれていますが、たとえ英語にせよ掲載するのもおぞましいためこのブログにその部分は引用しません。

米ワシントンポスト

Japanese composer for Tokyo Olympics apologizes for abuse

The reports of his abusing a child with disabilities, which surfaced online recently and got covered in Japanese media, are sparking a backlash on social media, demanding his resignation. Oyamada, a well-known rock musician, had boasted about the abuse in detail in Japanese magazine interviews he gave in the 1990s.

引用元:ワシントンポスト

こちらでも、boast が使われています。

またワシントンポストでは、”abuse” とも表現していて、「いじめ」よりもさらに深刻な「虐待」のニュアンスを表現していると感じます。

ところで、boastは必ずしも悪い意味でのみ使われるわけでもありません。

ラジオビジネス英語の7月号に以下のような表現がありました。

I don’t mean to boast, but I’m good at dealing with any type of customer.

ビジネスシーンで傲慢な印象を与えない言い方として、I don’t mean to boast, but(自慢するつもりではないのですが)が紹介されています。

障害を持つ人に関する英語表現

日本語ではもちろん英語を話すときでも、当事者や周囲の人たちを不快にさせない表現をしなくてはいけません。

ラジオビジネス英語7月号のインタビューのお相手が、障害のあるかたでした。

まず、「障害のある人」を英語ではなんと表現するでしょうか。

非常にデリケートな問題ですので、差別的に聞こえるような表現は避けなくてはいけません。

現在もっとも推奨されているのが、people with disabilities です。

アメリカ英語ではpeople (persons) with disabilities、イギリス英語ではdisabled people (persons) が主流とのことです。

■ handicap・・・日本語でも「ハンディキャップがある」と言う人もいます。

英語では差別語または不快語であると見なす人がいるので、disabilityなどの別の語または表現を使った方が無難とされています。

challenged・・・disabledの婉曲的または差別に配慮した表現で、mentally challengedのように副詞を伴って用いられることが多いとされています。

■ barrier-free・・・バリアフリーの

■ accessible・・・(特に障害者にとって)使いやすい、バリアフリーの

■ accessibility・・・バリアフリーの状態

【参照】

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