10Dec

■2021年12月20日、通信講座「1000時間ヒアリングマラソン 12カ月コース」は販売休止となりました。
■6カ月コースは継続して販売されます。
通信講座「1000時間ヒアリングマラソン 12カ月コース」販売休止のお知らせ
目次
1000時間ヒアリングマラソン1月号届く
2018年2月から継続しているアルク社の「ヒアリングマラソン」の3年目、最後のテキストが届きました。
とりあえずこれで3年目が終了となるわけですが、継続するか否かを迷っているところです。
継続のメリットはなんといっても、受講料の割引が適用され、20%オフになること。
¥54,780(税込)のところが、¥43,824(税込)となります。
割引後代金を月額にすると1ヵ月あたり約¥3,652で、他で節約すれば捻出できる金額です。
来年の1月31日まで猶予があるので、それまでしばらく迷うことにします。
ヒアリングマラソン3年間の受講で英語は伸びたのか
結論から言って、3年前と比較すると以下の2つを実感しています。
- 語彙が非常に増えた
- リスニング力が非常にあがった
スピーキングやライティングの力もついていると思いますが、飛躍的に伸びたのが語彙力とリスニング力です。
もちろん、母語である日本語のようにすんなり理解できることはなく、英語のインプットはかなり脳が疲れますし、集中力も必要です。
ただ、NHK英語で最難関といわれる「実践ビジネス英語」の理解度が高まり、テキストに出てくる単語でわからないものがほとんどなくなりました。
「実践ビジネス英語」は、2012年に受講していたオンライン英会話教室の講師が、実践ビジネス英語の登場人物の吹込み者のひとりで「聞いてね。テキストも買ってね」と仰っていたので当時の私には「ちんぷんかんぷん」でしたが始めた学習です。
現在は実践ビジネス英語で杉田先生のパートナーであるアメリカ人女性ヘザーさんの英語解説もほとんど理解でき、シャドーイングもできるようになりました。
少なくともヒアリングマラソンテキストとEnglishJournalを続けたこの3年間で、英語力(特にリスニング力と語彙)が上乗せされた感触はあります。
親の介護のための実家通いや自分の病気療養で、じゅうぶんな英語時間がとれない時期もありました。
そのような環境でも、完全に学習をやめなくてよかったです。
少しずつでも継続することの大切さを実感しています。
HEMHETの推移
ヒアリングマラソンにはHEMHET(ヘムヘット)というマンスリーテストがあり、毎月9日が締め切りです。
TOEICのリスニングパートのような問題が26問出題されます。
締め切りを過ぎてしまっても提出することは可能ですが、9日まで提出した場合に満点であれば3か月後に成績優秀者として氏名が発表されます(希望者のみ)。
私の3年目の成績は以下のようになります。
2月スタートで2月は少し悪かったものの、あとは正答率が90%前後です。
満点がとれたのは1回だけでした。
ちょうど提出した12月号の採点結果が出て、解答と解説がダウンロードできる状態になっています。
とりあえずは間違ったところをチェックして、スクリプトにも目を通します。
HEMHETの成績は2018年にヒアマラを再開したときからあまり変わっていません。
そのため、あいにく私の場合はこのテスト結果からは英語力が延びたのかどうかの判断ができません。
ただ、実感としてはCNNやBBCなどの海外ニュースも前より知らない語彙が減り、読むのが苦痛ということが少なくなっています。
これはヒアマラ効果です。
ヒアリングマラソンテキストの学習のしかた
ヒアリングマラソンを申し込むと「コースガイド」という冊子が送られてきます。
薄い冊子ですので、さらっと読めます。
まずは「1000時間ヒアリングマラソンの学習の進め方」に沿って学習を開始することを目標にします。
コースガイドのページをめくっていくと、「主なコーナーでどんな力がつくか」が紹介されていますので、特に自分が興味のあるジャンルや伸ばしたい力(たとえば会話力)などに応じて、力を入れるポイントを決めることができます。
ヒアリングマラソンテキストと副教材のEnglishJournalに収録されている英語の発話の種類・カテゴリーは以下のとおりです。
・ニュース、アナウンス、ドキュメンタリー
・日常会話(2人の掛け合い、2人以上の掛け合い)
・ドラマ、映画(日常会話を模した複数人の掛け合い)
・インタビュー、トークショー(質問に基づく自然発生的なモノローグ/ダイアローグ)
・エッセー、物語
・スピーチ、講義
・クイズ
ニュース
私はニュースを優先的に学習するようにしています。
ニュースはそれ自体が短いため集中して取り組むことができます。
背景知識の有無で理解度がかなり違いますが、日本でも大きく報道されていてる国際ニュースに関しては特に念入りに語彙などをチェックしています。
最近でしたら、ヒアマラテキストに安倍首相の辞任(VOAニュース)、コロナウィルスのワクチン(同じくVOAニュース)などがあります。
EnglishJournalにもWorld Newsというコーナーがあり、ニュースが3本掲載されていたのですが、なぜか2020年の10月号からなくなり、非常に残念です。
日常会話
ヒアリングマラソンテキストには「Talk Today 気になる話題でトーク!」という3人での会話が、EnglishJournalには「Quick Chat」という2人での会話が収録されています。
ヒアマラテキストの「Talk Today 気になる話題でトーク!」の3人の会話のほうが難易度が高いです。
というのも、ヒアマラの会話に主に登場する3名は日本でお仕事をしている外国のかたがたで、職種はさまざまで出身国もさまざま。
アメリカ人やイギリス人、カナダ人もいますが、英語ネイティブではない人も含まれます。
日本人も登場することがあり、アジア系やヨーロッパの、英語が母語でない人たちがスピーカーとして登場して会話を展開します。
ヒアマラテキストに登場する3人は、「しゃべりのプロ」というわけではありません。
つまり、非ネイティブの英語、しゃべりのプロでないひとの英語という2点がリスニングを難しくしています。
このコーナーは非ネイティブの英語を聞き取るよい訓練になりますので、私は繰り返し聞くようにしています。
一方、EnglishJournalの「Quick Chat」はアン・スレーターさんとマイケル・リースさんが交代でホストを務めていています。
ゲストはほとんど日本で声優やナレーター、DJ、吹込み者として活躍している英語ネイティブの方々で、日本の大学で教鞭をとっている方も登場します。
いわば「しゃべりのプロ」たちです。
ですので、EnglishJournalの2人の会話は非常に聞き取りやすく理解もしやすく、参考になる会話表現も豊富です。
このようにヒアリングマラソンテキスト、EnglishJournal、それぞれの会話コーナーには違う特徴があります。
じゅうぶんに聞いて、自分が英語を話すときの表現集に入れてゆきたいと考えています。
ヒアリングマラソン6カ月コースのすすめ
このブログに何度か書いていますが、私は2012年にまず「ヒアリングマラソン6カ月コース」に申し込んでみました。
当時はまだ英語学習を再開したばかりで、ヒアマラはちょっと敷居が高かったようです。
でも、6カ月コースがあったおかげで、その当時の自分にヒアマラが適しているかどうかがよくわかりました。
結論として「私には難易度が高すぎる」と判断し、6カ月終了後は継続しませんでした。
その後、他の教材(NHKの語学テキストを含む)やオンライン英会話で英語力を上げて、2018年から再度、ヒアリングマラソンを始めています。
今ヒアリングマラソンの受講を迷っている人は、半年だけやってみるつもりで6カ月コースに申し込むのもよいのではないでしょうか。
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