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ヨウコのゆるふわライフ

NHK実践ビジネス英語でレベルの高い英語を学ぶ

実践ビジネス英語を聞き始めてから8年目に入りました。

「面白くないテキストなので学習をやめた」という感想も読みましたが、私は相性がいいのか、毎年定期購読を申し込んでいます。

この記事では以下の内容を書いていきます。

■実践ビジネス英語の構成・内容

■対象レベルはどれくらいか

■7年学習した感想やメリット・デメリット

実践ビジネス英語とは

知る人ぞ知るNHKラジオ英語の最高峰テキストです。

講師の杉田敏先生は長年この番組のテキスト執筆をされてきました。

数々の華麗な経歴をお持ちで、現在は昭和女子大学客員教授をなさっています。

もう、雲の上の人といった感がしますね。

パートナーのヘザー・ハワードさんは米国アラスカ州出身、大学時代に京都への留学経験があるとのこと。

現在は英字新聞「ザ・ジャパン・ニューズ」にお勤めです。

実践ビジネスで取り上げられるテーマ

旬のテーマが多く、English JournalやEnglish Expressで取り上げられているテーマとかぶるものが結構見られます。

2019年度の各号のテーマは以下のとおりです。

4月 バイリンガルであることのメリット/気候変動

5月 健康増進のためのツアー/レストランを開店する

6月 迷惑電話と特殊詐欺/21世紀スキル

7月 キャッシュレス社会へ/いたるところにプラスティック

8月 観光公害/学校を侵入者から守る

9月 学生ローンの返済支援/元気に年を重ねる

10月 アメリカにおける貧困/変容する病院

11月 遠隔勤務/ラップトップのエチケット

12月 企業が示す優しさ/ニューヨークの交通事情

1月 過保護な親たち/サイブラリアンになる

2月 老老介護/ジョブホッピングの新しい意味

3月 座席を倒す際のマナー/職場のブッククラブ

テーマは、繰り返されることも多く、「バイリンガル」や「健康増進」「詐欺」「高齢者の問題」「エチケット、マナー」などは過去にも取り上げられていました。

今年度のテーマの中で「気候変動」「プラスティック」「観光公害」は世界的な問題ともなっていますので、英語で社会問題を語る際に役に立つ語彙や表現を学ぶことができます。

実践ビジネス英語の構成

1レッスンは1~6回まであり、1カ月に2つのレッスンを学習します。

1週間に3回の放送で、再放送がそれぞれ2回ずつありますので、リアルタイムで聞きたい人にとっては便利です。

私はリアルタイムではなく、翌週のストリーミングで聞いています。

ストリーミングなら時間を気にせずいつでも聞けますし、何度でも聞くことができるので、ラジオの放送よりも私はこちらを便利に使っています。

実践ビジネス英語ストリーミング

1回の放送でビニエットと全文対訳、Words and Phrases、Word Watch、Say What You Meanを学習します。

音声として流れるのは以下のとおりです。

<音声が流れる順番>

  1. ヘザーさんによる今回のビニエットのサマリー
  2. ビニエット全文
  3. 杉田先生とヘザーさんによるWords and Phrasesの解説
  4. 杉田先生によるWord Watchの解説
  5. ビニエット全文
  6. ヘザーさんによるSay What You Mean
  7. Quote…Unquote

1回の放送でビニエットが2回流れますので、この時に音声に合わせて音読をおこなうのも効果的です。

2回目のビニエットが流れたあとに、Say What You Meanのコーナーがあります。

これは、ビニエットに出てきた語句の説明で、空欄に語句を入れて説明文を完成されるもので、3問あり、ヘザーさんの担当になっています。

テキストより引用

Money put aside as a reserve is a (    ) egg. Such as “His grandfather started building a (    ) egg for him when he was a baby.”

上記のように、ビニエットに出てきた語彙や表現を別の言葉で表して(   )の中に正解を入れるものです。

※例文の答えはnestですね。

ビニエットをよく聞いていればすぐわかる場合もありますし、「あれ?そんな表現あった?」とたった今聞いたはずなのに、思い出せないこともあります。

ビニエットの内容把握に役立ちますので、よく聞きましょう。

ヘザーさんの英語解説

Words and Phrasesではテキストに載っている日本語訳のほかにヘザーさんが英語で説明をします。

この部分はテキストにスクリプトが載っていません。

とても役に立ちますので聞き逃さないようにします。

Words and Phrasesで取り上げられた語彙や表現の他の言い回しや、使用例も解説され、私はこのヘザーさんの英語解説がいちばん好きで、シャドーイングにも使っています。

「screw upは同僚同士ならいいがフォーマルな会話や上司に対しては使わない」とか「tramはイギリス英語で、アメリカ英語ではstreet carという」などのヒントも英語で語ってくれますので、メモしておきます。

アメリカ英語とイギリス英語

実践ビジネス英語の登場人物は一人の日本人(実際の吹込み者はネイティブです)と、彼をとりまくアメリカ人の上司や同僚でした。

そこに「2014年の3月からイギリス人が登場しました。

イギリスから転勤してきたという設定のパット・マクミラン役のマイケル・リースさんは日本で活躍しているイギリス人で、HNKワールドJAPANやアルク社のヒアリングマラソン、English Journalでもよくお声を耳にします。

アメリカ英語とイギリス英語の違いは、単語そのものが違う場合や発音や文法が違う場合もあります。

私を含め、多くの日本人はアメリカ英語の発音で英語を習ってきました.

イギリス英語にはなじみが薄い人が多いでしょうから、英米の違いを知るよい機会になります。

レッスン最後の回に杉田先生とヘザーさんのトークあり

1レッスンにつきビニエット1~5までがあり、レッスンの最終回ではビニエットを通しで聞いた後に杉田先生とヘザーさんのトークTalk the Talk with Heather Howardがあります。

「各回の解説を聞かなくてもよいが、音声での確認だけはしたい」というかたは、この最後の回のみを聞いてもいいと思います。

杉田先生とヘザーさんのトークは内容に即したものですが、お二人の個人的なことも語られて、興味深いです。

たとえば、ヘザーさんは一人娘さんで、遠い日本に住んでいるため「兄弟姉妹がいないので両親の近くにだれかいてくれたらと思う」そうで、一方杉田先生は兄弟4人姉妹3人という大家族で育ったとのこと。

お二人のトークの後は、Listening Challengeがあり、2つのリスニング問題が流れます。

この問題は日本英語検定協会が提供しているとテキストに書いてありますが、何級程度なのかはわかりません。

準1級程度でしょうか…。

実践ビジネス英語のレベルは?

CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)

に基づいた設定レベルでは実践ビジネス英語はC1となっています。

C1は「優れた言語運用能力を有する者・上級者」となっています。

TOEICリスニングでは満点、英検なら1級のレベルとのことです。

しかし、私はまだ英語の再勉強を始めたばかりのころに聞き始めてしまいました。

最初は「身分不相応なテキストだ」と思って、とてもついていける気がしませんでした。

実際3カ月ほど聞くのをやめた期間があります。

ただし、リスニング満点、英検1級でなくとも、聞き始めるのに早すぎるということはありません。

幸いにテキストは1冊486円(税込)で、10月からは税込495円に値上がりはしますが、とても手にしやすい価格です。

まず1カ月ほどやってみて、レベル的に合わない、内容が好みではない、と思ったらやめても金銭的なダメージは少ないです。

メリットとデメリット

メリットとして、ネイティブ講師からレッスンをとっていた際、実践ビジネス英語で使われていた単語や表現を口にすると「いい表現だね、どこで覚えたの?」と何度もほめられたこと。

「実践ビジネスに出てくる表現って英米加豪のどの先生にもウケがいい」と感じました。

「これ次のレッスンで使ってみよう」とメモしておいた表現を口にすると講師は「ほぉ…」というお顔をして「Nice expression!」とおっしゃることが多かったのです。

複数のネイティブ講師のお墨付きなので、このテキストで使われている英語はネイティブ受けのするいい表現なのだと今も信じています。

ビニエットで1語られている人々の会話はとても教養が高いという印象です。

自分の家庭内の問題から国際問題まで、広い範囲のトピックを取り上げているため、実践ビジネス英語で初めて知ったことがらもあります。

何年も聞き続けて、音読やオーバーラッピング、シャドーイングを繰り返すうちに難易度の高い語彙が身に付き、発音もよくなりました。

ただし、実践ビジネス英語で語られている会話は、3~4行にもわたる長いものもあり「こんなに長い文章をよどみなく間違えずに話すネイティブっているのかしら?」という疑問は残ります。

その点が生英語と違う「不自然さ」で、デメリットと言えばデメリットになるのかもしれません。

巻末の連載2つ

このテキストには連載がふたつあります。

Our Magical World

担当されているリサ・ヴォートさんはアメリカ・ワシントン州のご出身で日本在住。

リサさんご自身の吹込みによるエッセイとダイアログがそれぞれ掲載されています。

音声はこちらから聞くことができます。

Our Magical World

リサさんの声はとても可愛らしく、聞き取りやすい英語を話されます。

エッセイとダイアログを聞いた後に、クイズがそれぞれ3問ずつありますので、楽しみながらクイズの答えを考えています。

シャドーイングやオーバーラッピングにも大いに活用できます。

リサさんは本も出されていて、とても素敵な内容のエッセイを書いていらっしゃいます。

使われている英語は、普段リサさんが話している自然な英語とのことです。

リサさんが経験されたいろいろな出来事が書かれていて、中には悲しい出来事もあります。

英語で読むと余計に悲しくなるのはなぜなのでしょう…。

The Writers’ Workshop

毎号日本語の問題文が出題され、読者が英訳文を応募するというコーナーです。

私には敷居が高すぎて一度も応募したことはありません。

毎号、最優秀答案、講師の先生の参考訳、解説があり、それを読むのが精いっぱいです。

講師は佐藤昭弘先生で、「NHKワールド」英語ニュース番組のライターをなさっています。

翻訳の講師としても多くのご経験をお持ちとのことで、毎号6ページにもわたる解説があるので、読み物としても最高レベルの内容になっています。

いつか、私自身も英訳を応募する日がくるとよいのですが…。

実践ビジネス英語ニューヨークシリーズベストセレクション

最後に、実践ビジネス英語 ニューヨークシリーズベストセレクションをご紹介します。

ニューヨークシリーズベストセレクションには、2014~2015年度に放送された48レッスンから厳選された20本が収録されています。

ビニエットのみが収録されていて、杉田先生やヘザーさんの解説は含まれていません。

2016年の出版ですが、2019年の今聞いても内容が古いとは感じません。

私は2014~2015年のテキストも保管してありますが、この一冊も永久保存版のつもりで購入しました。

この本の20本を飽きるほど音読やオーバーラッピングすると、語彙力も会話力もだいぶあがります。

実践ビジネス英語に関して追加の記事を書きました。

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