6Jan
はじめに
自宅にいながらパソコン1台でできる仕事として、Webライターの人気が高まってきています。
■ Webライターとは、インターネットに掲載する文章を書く人です
■ コラムやネット広告、商品説明などジャンルは無数にあります
私も2年ほど前から、夜の空いた時間をライティングにあてています。とはいえ、どうやってライティングの仕事を見つけるのか、ということが問題です。そこで、これからWebライターとして働きたい人にお勧めしたいのが「クラウドソーシングサイト」に登録すること。
クラウドソーシングとはインターネットを介して、企業が不特定多数の群衆(crowd)に業務を発注する、新しい業務形態です。
実は、私はクラウドはcloud(雲)だと割と最近まで思っていました。クラウドサービスのクラウドはこちらのcloudなので…。実際は不特定多数の群衆(crowd)に対して業務委託(sourcing)を行うことから、クラウドソーシングという造語が生まれたようです。
クラウドソーシングへの登録
現在、数多くのクラウドソーシングサービスがあります。
「ランサーズ」「クラウドワークス」「サグーワークス」「シェフティ」などがよく知られています。
クラウドソーシングで働こうと思ったら、まずはクラウドソーシングサービスに登録することが必要です。登録そのものは無料ですし、時間もそれほどかかりません。
各社の特徴を非常に詳しく解説してありますのでご参考に
私は上記のうち、「ランサーズ」「クラウドワークス」「サグーワークス」に登録済みですが、実際には「クラウドワークス」でしかお仕事を受注していません。
クラウドワークスでの仕事内容3形式
私の場合、現在「クラウドワークス」でのみお仕事を受注していますので、クラウドワークスでの働き方や、感想、今後の展望などを書いてゆくことにします。
どのクラウドソーシングサービスでもほぼ共通ですが、仕事は大きく分けで以下の3形式があります。
- タスク形式
- プロジェクト形式
- コンペ形式
タスク形式
簡単作業でその分報酬も安いのですが、私は登録後にクラウドソーシングに慣れるため、まずはタスク案件から始めてみました。タスクは簡単なアンケートに回答したり、感想を書いたりするもので、短時間でできますが報酬はものすごく安く100円以下というものもあります。
他のクラウドソーシングですでに経験がある人でしたらタスク案件は飛ばして、ご自分の得意分野でのプロジェクトやコンペ案件を見つけるのがよいかもしれません。タスク形式で募集されているのは以下のような案件です。
■ 1000文字以下の短い記事
■ アンケート回答
■ 商品やサービスの感想、口コミ
タスク案件は数をこなせばそれなりの報酬になるかもしれませんが、報酬が安いのである程度まとまった収入を目指すのなら根気が必要になります。
ただし、クラウドソーシングの仕組みに慣れるためにはタスク案件を何件かこなすのがよい、と多くのワーカーさんもおっしゃっていますので、まず始めてみましょう。
プロジェクト形式
プロジェクト形式は、仕事を依頼したい人(クライアント)が仕事内容や報酬などの条件をサイト上に挙げ、ワーカーが条件に合うと思えば応募する、という形です。応募者が多数の場合は必ず採用に至るとは限りませんので、「提案文」の書き方にも工夫する必要があります。
提案文とは、自己紹介を含めたあいさつ文のようなもので、クライアントさんが採用するか否かを決める根拠になるものです。「この人にだったら頼みたい」と思ってもらえるような文章を書けるようにしましょう。
どうしてこの案件に応募したのか、募集されているテーマに関する経験や実績がどれくらいあるか、などを書くことが必要です。
プロジェクト形式で募集されている仕事のカテゴリーは多く、以下のようなものがあります。
■ システム開発
■ ホームページデザイン・Webデザイン
■ ライティング・記事作成
■ 翻訳・通訳サービス
■ 写真・画像・動画
引用元:クラウドワークス
コンペ形式
コンペ形式は、ロゴマークやキャッチコピーなどの作製物を募集しコンペを行うものです。作品を提出しても採用されない限り報酬が発生しません。私は今のところ、コンペ形式に応募したことはありません。
クラウドソーシングで働くことのメリット
完全在宅ワークであること
メリットの第一にあげられるのは、在宅でパソコン1台でできることです。
つまり出勤する必要がないことで、通勤で時間をとられることがない分時間を有効に使うことができます。
副業に最適であること
クラウドソーシングではひとつの契約について報酬が支払われるので、納期を守ればいつ作業をしてもかまいません。平日の仕事が終わった後の夜間や、土日などの時間を有効に使って副業的に仕事をすることも可能です。
小さな子どもがいる主婦の人でも、隙間時間を利用して作業をすることができますので、まだ子育てで忙しくて外に働きに行けない人も自宅でパソコン1台で収入を得ることができます。
また、在宅介護をしている人も外で働くことが難しいと思われますが、そのような場合でも在宅で仕事をすることはじゅうぶん可能です。
クラウドソーシングで働くことのデメリット
報酬が安いこと
一般的な会社員並みの収入を得ている人もいるとは聞きますが、私がこの1年間行ってきた仕事は、時給換算したら非常に安いものになります。要は作業スピードを上げればそれだけ時給換算した場合の金額が高くはなるのですが、まだその域に達していません。
私が主に受注している記事作成のお仕事の場合、実際に書く時間は短くても資料集めや下調べなどの事前準備に時間がかかります。何もない状態で書き始めることはまずありませんので、1記事にかける時間はかなりのものになります。それを時給換算すると、一般的なパート勤務の時給より低いかもしれません。
収入が不安定なこと
クラウドソーシングの場合、1案件ごとに契約を行い、クライアントさんから仮払い→作業開始→納品→支払い、という流れになります。
半年や一年などと期間を決めた契約ではなく、あくまで1案件ごとの契約となりますので、一つの案件が終わったらまた別の案件を探して応募する、という作業を繰りかえすことになります。
この「次の仕事を探す」作業は思ったより時間をとられます。
ただ、ある程度クライアントさんに気に入ってもらえると、「スカウトのお仕事」といって「引き続きこの内容でお願いします」とクライアントさんから次のお仕事を依頼されることがあります。私は現在、あるクライアントさんから継続して記事作成のお仕事をいただいています。
ですので、今のところはとりあえずはご希望されているテーマに沿って記事を書き、納品し、次の案件を待つというスタイルです。ただし、1案件ごとの契約には変わりありませんので、次の依頼が必ず来る保証はありません。
しかし、このようなデメリットがあったとしても、なにもしなければなかったはずの収入です。1ヵ月に1万円でも2万円でも、それだけでは生活が成り立たないにせよ、自分のスキルがお金で評価されるのはやりがいもありますし何よりわずかな収入でも助かります。
大きく稼げる人はほんの一握りかもしれませんが、細々と続けてゆけばそれが実績になります。続ければ続けるほど仕事を得るチャンスも多くなるのがクラウドソーシングという働き方です。
登録時の注意点
プロフィール欄を充実させよう
プロフィール欄には自己紹介、職歴、得意分野、受注したい仕事などを書いて、持っているスキルを登録しておきます。
WordやExcel、PowerPointなどのOfficeアプリはもちろん、自動車免許、英検、TOEIC、持っているものはとりあえず登録しておきましょう。
私のプロフィール欄は以下のとおりです。
現在WordPressでブログを書いているので、更新頻度は高くなくともスキルの中に含めました。案件の中にはWordPressを使うものもあるので、ブログを書きながらWordPressの使い方を覚えておいて損はありません。
画像引用元:クラウドワークス
本人確認とNDA締結を済ませよう
ワーカーさんたちのプロフィールを見ると「本人確認」や「NDA締結」の、済んでいる人とそうでない人がいます。
これは「信用を得る」という意味ではどちらも行っておいたほうがよいと思われます。
本人確認書類は以下のとおりです。
【個人の場合】
・パスポート ※2020年2月4日以降に発行されたものは対象外
・運転免許証
・健康保険証+住民票(健康保険証は、「記号」「番号」「保険者番号」を紙などで隠しマスキングしてください)
・住民基本台帳カード
・特別永住者証明書
引用元:クラウドワークス
NDA=Non-Disclosure Agreementとは「秘密保持契約」のことで、ワーカーはクラウドワークスと契約を結ぶことができます。以下のようなメリットがあります。
クラウドワークスとNDAを締結することで、非公開オプションよりもさらに機密性の高い「NDAオプション」が付与された仕事の受注を行えるようになります。
NDA締結後は、クライアントからのスカウトがあった際にNDAオプション付きの仕事内容を閲覧できるようになります。※ NDAの締結には本人確認が必須となります。
※ 本人確認情報が更新された場合、NDA締結済み情報も自動的に更新されます。なお、一度締結したNDAは解除できませんことをご了承ください。
引用元:クラウドワークス
プロフィール画像は設定しよう
ワーカーさんもクライアントさんも、プロフィール画像がアップロードされていない人もいます。私は無料イラスト集から拾った画像をあげていますが、見た目の印象もありますのでプロフィール画像は空欄のままにせず、設定することをお勧めします。
まとめ
パソコン一台あれば家でもカフェでも公園でも、どこでも仕事ができるクラウドソーシング。隙間時間を有効に使いたいという人は、まず登録してどのようなお仕事があるのかだけでも見てみてはいかがでしょうか。
現状ではクラウドソーシングだけで一家の経済を支えるのは無理でしょうが、いくらかの家計の足しにはなるでしょう。私もまだまだ勉強の途中で、これからスキルを磨いてゆきたいと考えているところです。