31May
3月ころから編み始めたオパール毛糸「祭」と単色「ホワイト」のスヌードがやっと完成しました。さすがにこの季節での出番はありませんが、秋口から冬にかけて活躍しそうです。
使用毛糸・ゲージ・サイズなど
先にハンドウォーマーを編んで残っていた「祭」と単色の「ホワイト」を1段ごとに糸を換えて編んでいます。幅広い年齢層に人気の「祭」はショートリピート(柄の繰り返しが短い)のため、靴下やハンドウォーマーなどの小物に向いているといわれています。
今回、単色ホワイトと1段ごとに糸を換えることで、どんな柄になるのか実験的に編んでみました。
「祭」はKFS(梅村マルティナ気仙沼FSアトリエ)の「気仙沼シリーズ」のひとつです。
■ 使用糸 Opal毛糸「祭」(KFS138)36g、Opalユニ「ホワイト」(2620)36g
インターネットでオパール毛糸を購入できるショップは、毛糸マルシェ by オカダヤさん、毛糸&手芸 手づくり広場イチカワさんなどが取り扱い商品が多いようです。
編み方
編み進む目の作り方で140目作り、「祭」と「ホワイト」を交互に編んでいきます。
増減なしに輪針を使って編んでゆくので、テレビやYouTubeを観ながらでも編むことができます。裏返してみました。裏編みの模様もかわいいです。
糸の換え方
このスヌードは2色の毛糸を交互に編みます。ポイントは、糸を換えるときの編み方。「祭」で編んでいて「ホワイト」に糸を換えるときに、「祭」の編みはじめまで編まず、3目だけ残します。残した3目は、編まずにそのまま右の針に移してしまいます。
言葉で説明するのが難しいため、よろしければこちらの動画をご覧になってください。目からうろこの手法で、これなら糸を換えたときに段差がつきません。この編み方を「ジョグレス・ストライプ」と呼ぶそうです。
- あみもの工房Sheeplさんはたくさんの動画を公開しています。
- とくに難しいといわれる靴下のかかと部分も、動画により格段にわかりやすくなっています。
あみもの工房SheeplさんのYouTubeチャンネルはこちらです。
編み終わりの伏せ目のしかた
私も腹巻帽子やスヌード、ハンドウォーマーやアンクルウォーマーをたくさん編みましたが、いつも編み終わりの伏せ目がきつく感じていました。そこで、編んでいる針より2サイズくらい大きな針を使って伏せ止めをしていました。
ただ、それでもきつい…というか伸縮性がないので困っていたのです。今回、Sheeplさんの動画で伸縮性のある伏せ目の方法を知り、さっそく試してみました。今回のスヌードで初めてこの方法を使ってみましたが、とてもいいですよ。
輪針のすすめ
数年前に編み物を再開してから、輪針をたくさん購入しました。最初は腹巻帽子を編むため。その後、靴下編みのための小さな輪針など、長短いろいろ買って使ってみました。
編み針の素材には竹製とメタル製があります。それぞれ使っている方のレビューなどを参考にすると、以下のような違いがあるようです。
■ 竹製:滑りにくいので目を落としにくい
■ メタル製:滑りがよいのでひっかかりなく編めるが目を落としやすい
私は、竹製とメタル製を両方使ってみた結果、滑りのよいメタル製を主に使っています。
かぎ針で棒針編みのピンチを救うには
初めて腹巻帽子を編んだときには、細い糸と細い針に慣れていなかったため、目を落したのに気づかず編んでいたこともありました。最近は目を落としてもすぐに気づいて、修正できるようになりました。
オパール毛糸でスヌードを編むと糸も針も細いうえに、1周おおおよそ140目が標準的です。目を落としたのに気づかずに10段も編んでしまうと、ほどいてまた目を拾い針にかける作業はけっこう大変です。
そこで、かぎ針でリカバリーする方法をおすすめしたいと思います。詳しくはAmi-Chiku laboさんの動画をご覧になってください。この方法は最高に楽です。
私のお気に入りはaddiの輪針です。
毛糸・手芸の店 テライさんでは輪針をたくさん取り扱っています。
何度かご紹介していますが、靴下やリストウォーマー、アンクルウォーマーなどを編むときにはソックワンダー。これがなくては小物は編めないと感じるくらい愛用中です。靴下は往復編みの部分は5本針で編みますが、増減なしの部分はこの小さな輪針ですいすい、ストレスなく編むことができます。