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ヨウコのゆるふわライフ

写経(書き写し学習)で英語力を伸ばそう

はじめに

私は2012年から「やり直し英語学習」を始めて、8年目になりました(2020年現在)。

その間、主に利用したテキストは以下のとおりです。

■ NHK「実践ビジネス英語」

■ アルク社「ヒアリングマラソン」

■ 同「English Journal」

その他、ネイティブ講師によるオンライン英会話レッスン、フィリピンを拠点としたオンラインスクールのレッスンを受けました。

8年間必死で勉強したかというとそうではなく、2014年からは要介護になった両親のため実家通いが始まり、学習時間は激減しました。

ただ「英語学習をやめよう」とは一度も思いませんでした。

英語学習をしているかたは、それぞれの目的や動機があるでしょう。

私の場合は仕事で必要になったのがきっかけで、「英語が面白くてはまってしまった」ので続けています。

英語学習法あれこれ

英語をやり直そうと思ったのは、職場で英語があまりにもできず「これは家でひそかに自主学習するしかない」と考えたのが発端でした。

英語を再開しようと思った私がまず試みたのは、以下の通りです。

■ 書店で英語学習本を買った…思えば、もっと吟味して購入すればよかった、私には合わなかった、という本もある

■ オンライン英会話に登録してほぼ毎日ネイティブ講師のレッスンを受ける…今はサービス停止になったオンラインスクールですが、一番楽しかった時期

■ NHK語学の英語テキストで学習を開始…オンライン英会話の講師の勧めで「実践ビジネス英語」を始める(当初はレベルが高すぎて嫌になった)

■ アルク社のヒアリングマラソンを始めた…英語学習者のSNSに参加したらヒアマラ学習者がたくさんいて、やってみようという気に(当時の私には難しすぎて半年で挫折)

英語は急には伸びない

SNSで、高名な英語の先生やハイレベルな英語学習者のかたがたの投稿を読むことがありますが、ともすると「私なんかがこんなに上達するわけがない」「この人たちは特別なのよね」と思いがち…。

一方、「今はネイティブと間違われるくらいな流暢な英語を話す人だって、I have  a pen. から始めたのよねぇ」「並々ならぬ努力をされているのね」「私も頑張れば英検1級くらいまでは行けるのではないかしら」と思ったりもします。

ちなみに、私にとっての英検1級はとんでもなく難しく、過去問を見ましたが恐れ多くて出願することすらできません(受験料も高いです)。

ただ、英検1級は「入口」だという趣旨の投稿(どこで読んだか忘れましたが)を読み「とりあえず英検1級レベルに達すると、さらに英語への理解が深まるのだろうな」と思っています。

英検1級の過去問を見て「こりゃダメだわ」と思いましたが、完全にあきらめているわけではありません。

というわけで、この記事では英語力底上げのため「リーディングとライティングが楽になるための写経」について、書いてゆくことにします。

写経について

ここでいう写経とは「書き写す学習方法」です。

写経は「仏教において経典を書写すること」。

転じて、英語学習において「お手本となる文章を書き写すこと」を写経というそうです。

だいぶ前に英語学習を再開したころ、英語ニュースのスクリプトを書き写ししていたことがありました。

しかし、いつのまにやら自然消滅してしまって…。

そんなときTwitterで「毎日ニュースの写経をしています」という英語の先生がいらっしゃり「あ、やっぱり写経はよさそう」と思い、再度行うことにしました。

写経のメリット

① 英単語のスペルを覚えることができる

英語のスペルをさらっと書けますか?

私は恥ずかしながら、recieve なのか、receive なのかわからなくなることがあります。

simultaneously も書いているうちに(やっと)覚えました。

entrepreneurなど他言語から派生しているような単語はいつまでも書けませんが…。

スペルを覚えるのにもっともシンプルで伝統的な方法が「書く」ことです。

小学校に入ると「かきかた」の授業がはじまり、私たちは書きながら字を覚えてきました。

英語も同じで、確か中学に入ったときに英語の書き方を習いましたね。

② 文章の構造がわかる

私は耳から聞いただけで、ニュースなどの詳細を瞬時に理解することができません。

それでスクリプトを見て「あ、そっか。そういうこと」と納得することが頻繁にあります。

リスニングだけでどうして英文が理解できないかというと、とっさに文法が理解できないからだと思われます。

文には主語と述語とがあり、その他に目的語や補語があるのですが、複雑な文章になると分詞などの修飾語がたくさんくっついて、なにがなんだかよくわからなくなります。

そこで、長文の構造に慣れるため実際にその文章を書き写しながら「ここまでが主部で、述部はここ、この分詞はここにかかっている」などと考えながら文を吟味してゆくのが効果的だと考えました。

ただ単にリスニングをして音読やシャドーイングをする以上に、実際に文章を書いてみると「これは分詞構文なので、そういうことか」などと納得しながら文章を読むことができます。

私は会話は不得意ですが、なぜか「文法」は高校生の頃から好きで得意でした。

ですので、英文を書きながら構造を理解してゆくのは自分に合っていると思っています。

③ ライティングに役立つ

写経をしていると、冠詞や前置詞など、落としやすい機能語を自然に覚えることができます。

例えば、I agree you. は間違いで、I agree with you. が正しいのだと理屈抜きで身につくようになります。

写経をしていると、不自然な英文を書く頻度が低くなることが期待できます。

④ 文章を読む速度があがる

「TOEICの長文対策を行いたい人に、書き写し学習法が効果的」という意見を何度も聞いています。

私はTOEICを受けていませんので具体的な意見を言えませんが、文の構造が理解できれば読む速度は確実にあがります。

よって、書き写しが読解速度を上げるのに役立つと思われます。

どんなものを写経する?

写経を行う素材として、私が使っているものをご紹介します。

会話やインタビューなど、原稿なしでぶっつけ本番で話されている英語のスクリプトはやめておきましょう。

たとえばEnglish Journalのインタビューのようないわゆる「生英語」は、言い間違いやつっかえ、口ごもりなどが多く含まれ、スクリプトにもばっちり書かれています。

それらはごく自然な英語でリスニングのよい勉強になりますが、写経の目的は英文の構造を理解することですので「読むための英語」を選んでいます。

① ニュース

今はネット上にたくさんの英語ニュースが公開されています。

音声とスクリプトがセットになっていますので、お好みのニュースを書き写してみましょう。

私がよく写経していたのは、The Japan Times です。

日本でもっとも歴史の長い英字新聞としてご存じのかたも多いと思います。

私は、すでに内容を知っているニュースを写経することにしていました。

というのも、背景知識があるほうが「なるほど、日本語で○○は英語でこう表現するんだ」と納得しながら読めるからです。

完璧を目指すと挫折につながりますので、あまり長い記事は途中で切り上げることもあります。

※The Japan Timesは無料で読める部分が少なく、サブスクリプション料は日本円で月額1,600円です。

無料で読みやすいニュースとしてはVOA(The Voice of America)もよいと思っています。

また、月額1,250円でタブロイド判の新聞を読みながら英語学習ができる「ジャパンタイムズ・アルファ」もよい教材です。

週に1回自宅に新聞が届きますので、書き取りやすい記事を選んで写経をしていました。

すべての英文に日本語対訳つきで、辞書がなくても読み進むことができます。

無料で見本紙を申し込むことができますので、興味のあるかたはとりよせてみてください。

ジャパンタイムズが発行する週刊英語学習紙「The Japan Times Alpha」

ジャパンタイムズの社説集(書籍)は難易度の高い語彙が多く挫折しそうになりますが、内容がよいのでオススメです。

手元にあるのは2018年上半期分です。

一通り読んで聞いて語彙もチェックし(私には難しい語彙が多かったです)本棚にしまっておいたものを取り出してきました。

この社説集はページを開くと左ページに本文、右ページに語注があり、使いやすいところがお気に入りです。

語注が別のページやページの下部にある本は、一瞬イラッとすることがあります。

その点、この社説集は目を左右にチラっと動かすだけなので、私にとっては学習しやすい本です。

ニュース関係はのんびり取り組んでいるとその出来事がすっかり過去のことになりますので、早めに終わらせたいものですね。

2021年3月11日追記分

ジャパンタイムズ社説集は2020年下半期分まで発売されています。

2020年下半期はコロナ関連に加えて、米バイデン政権、日本の菅政権発足という大きな話題が取り上げられていましたので、私も購入しました。

② エッセイ

英語で書かれたエッセイでオススメなのは、English Journal誌上でエッセイを連載されているKay Hetherly さんのTea Time Talk です。

English Journalを購読している方にはおなじみでしょう。

ヘザリさんがEnglish Journal に投稿してきたエッセイのなかから25作品をまとめた一冊があり、こちらは写経のみならず音読素材としてもお気に入りの1冊です。

難易度はEnglish Journalのなかではレベル2(初級向け、英検2級、TOEIC730点程度)となっています。

ヘザリさんは通算17年間日本滞在のご経験があり、現在はアメリカ、テキサスにご在住です。

日本文化や、日米の比較について英語で書かれたエッセイも多く、とても参考になります。

ひとつのエッセイもそれほど長くなく、書き切るのにあまり時間がかかりません。

音声はアルクのダウンロードセンターからダウンロードできます。

音声を先に聞いてみて、書き写し学習用によさそうと思ってから本を購入してもよいと思います。

③ 英検過去問題

英検の長文問題は、多分野にわたってほどほどの長さの英文が書かれているので、これもオススメです。

長文問題を解きながら全文を書き写してみると、長文読解がだんだん楽になります。

英検過去問はこちらからダウンロードすることができます。

おわりに

英語学習の方法も人それぞれで、自分に合う方法を見つけるまでに回り道をする人もいます。

私がそうです。

少しでも早く英語を身につけたい、という思いで迷走した時期もありますし、英語本ショッピング依存状態になったこともあります。

試行錯誤しながら英語学習をするのも、それはそれで楽しいものです。

英文写経には「なんとなく心が落ち着く」という効果も、私は感じています。

よかったらお試しください。

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