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心臓ペースメーカー植え込み術体験記⑧|入院費用について

ペースメーカー植え込み術後の経過は順調で、入院時に渡されたスケジュール表のとおり、11日間の入院生活を終えました。

今回は、入院にかかった費用についてまとめます。入院+手術となると、相応の費用が発生します。幸い日本には国民皆保険制度があり、医療費の自己負担額は多くても3割です。そして、高額な医療費を支払う場合には上限が決まっている制度があります。

心臓ペースメーカー植え込み術の支払総額と内訳

退院時に支払った金額は128,067円(限度額適用認定証提出後)でした。

【内訳】

  • 保険適用分・・・92,077円
  • 保険適用分(食事)・・・13,340円
  • 保険外負担・・・22,650円

【保険外負担の内訳】

  • 室料差額・・・16,500円
  • 文書料・・・6,150円

室料差額・・・差額ベッド代日額1,650円が発生する病室に10日間入ったため1,650円×10日です。入院期間は11日間でしたが、1日はHCUに入ったのでその分は差額が発生しなかった模様です。

文書料・・・診断書料のことで、今回は身体障害者手帳の申請に必要な医師の意見書代です。身体障害者手帳については病院のケースワーカーさんから紹介があり、申請することにしました。

今回の支払い額のなかでもっとも大きいのが「手術費」です。手術の点数として92,071点が算定されていました(ペースメーカー本体の費用、麻酔などを含む)。1点=10円ですので、手術代だけで920,710円かかったことになります。

健康保険や限度額適用認定証がなければ100万円以上の医療費となることを考えると、国民皆保険制度は非常にありがたい制度だと改めて感じました。

限度額適用認定証とは

70歳未満の患者は『限度額適用認定証』の提示により、窓口負担が軽減されます。詳しくはこちらをご覧ください。

簡単に言うと、窓口負担(患者が実際に支払う額)には上限が決められており、それ以上は支払わなくてよい、という制度です。

この制度は、窓口ではいったん3割負担分の全額を支払い「高額療養費」の申請を行い、後日上限を超えた分を払い戻される制度を便利にしたものです。

はじめから医療費が高額になるとわかっている人は、事前に加入している健康保険の保険者(市区町村や勤務先)に『限度額適用認定証の申請をしておきましょう。

私は急な入院だったため、入院と同時に申請しましたが認定証が届くころには退院しているかもしれない、という状況でした。私は息子の会社の保険の扶養家族になっています。息子が会社に申請し、認定証が息子あてに送られてくるまで約1週間はかかるとのこと。

さらに私の入院先に認定証が届くのと私の退院と、どちらが早いか微妙なところでした。そこで、今回は退院時には自己負担分を支払い、認定証が届いた時点で払い戻しを受けるということにしました。幸い入院中に認定証が届いたため、12万円程度の支払いで済みました。

支払いは楽天カード払いにし、ポイントをいただくことも忘れませんでした。

以下の人は加入している健康保険の保険者に申請し、限度額適用認定証を入手することをオススメします。

■ 入院することがあらかじめ決まっている

■ 手術を受けるなど、医療費が高額になると予想される

■ 入院が長期化し、医療費が高額になると予想される

生命保険の入院給付について

生命保険に加入している人は、診断書と給付金請求書を提出し、保険金を受け取りましょう。

私が加入している保険は古く、補償額は大きくないのですが、1日分の補償額×入院日額+手術に対する給付を受け取りました。保険会社所定の診断書を使うことになるため、入院や手術が決まっている人は事前に取り寄せておき、退院時に診断書を窓口に依頼するとよいでしょう。

私は急な入院でしたので退院後に保険会社のコールセンターに電話し、医師診断書の用紙を郵送してもらいました。その際の文書料(診断書料)は病院によって異なります。7千~8千円が一般的です。

診断書作成にかかる日数は2~3週間で、私が入院した病院では郵送してくれました。保険会社に直接ではなく自宅に郵送されますので、その他の書類に記入して保険会社に送れば比較的すぐに振り込まれます。

私は、生命保険の入院給付で今回の入院費の全額を賄うことができました。

年齢が上がると保険に加入するのも難しくなり、入れたとしても保険料が高額になります。若いころに加入した保険はよほどの事情がない限り、解約しないのがよさそうです。

病気も怪我もしないと「ただ保険料を払い続けているだけ」の状態ですが、そもそも保険とは「いざ」というときのためのものですから。今は持病があっても入れる保険、高齢になっても入れる保険もあるので、一度保険の見直しをするのもよいかもしれません。

私は今回の病気で、今後は加入審査は通らないと思いますので、新たな保険に加入することは考えていません.

おわりに

この記事では、ペースメーカー植え込みにかかった費用についてまとめました。私は緊急にペースメーカーを入れないと生命にかかわる状態で、あわてて入院してあっという間に退院してきました。

そのため、書類関係は事前に準備することができませんでした。病状によっては、入院までに日数があるというかたも多いかと思います。

その場合は、限度額適用認定証や生命保険会社の請求書類などは取り寄せておくと、費用関係はスムーズにいきます。

また、入院で差額ベッド代が発生する病室に入るかどうかでも費用に大きな違いがあります。事前に調べる余裕があれば、入院先のホームページなどでチェックしておくのがよいと思います。

入院時の個室と大部屋についても記事にしましたのでよければご覧ください。

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