14Sep
オパール毛糸の余り糸
オパール毛糸に出会ってから、腹巻帽子や靴下、ハンドウォーマー、手袋などを編んできました。私は基本的に靴下やハンドウォーマーのようなペアのものは「柄合わせ」をするのが好みなので、毛糸の余りがけっこう出ます。
「柄合わせ」とは、柄の出かたをそろえることで、下の写真のようになります。
この余り毛糸をうまく利用する方法はないかと思っていたところ、オパール毛糸で編むグラニースクエアの募集を見つけました。
グラニースクエアをこちらに送ります
秋田市のコーヒー&ニットIVYさんが告知されています。
全国のニッターさんからグラニースクエアを編んでもらい、それらを編みつないでタペストリーにする企画をなさっているとのことで、そちらにお送りすることにしました。
以下にイベントの詳細を引用します。「平和の手仕事」とは、素敵なネーミングですね。
10/9-10/16
国指定名勝 池田氏庭園・米蔵企画展
「平和の手仕事」を行います。全国のニッターズさんにグラニースクエアを編んでもらって編みつなぎ、タペストリーを作ります。~中略~
1週間、東日本大震災の影響で秋田県に避難してきた方達の手作り作品(AdHM)を展示して、今まで行ってきた支援の紹介や梅村マルティナさんのパネル紹介など行います。
13日のWSで使うグラニーモチーフを全国から募集します。opal毛糸4本撚り6号(もしくは5号)カギ針5段グラニー。あまり糸4gで編めます。カギ編みが苦手な方は棒編み10cm×10cmでもオッケー(OK)です。
コーヒー&ニット IVY
秋田市楢山登町3-13(高畑)
090-2278-8619
グラニースクエアとは
かぎ針編みで編むモチーフの一種で、グラニーとは「おばあちゃん」のことですね。西洋ではまさにおばあちゃんが編んでいるような、昔から編み継がれてきたモチーフ編みです。
長編みとくさり編みだけでできるシンプルな四角のモチーフで、初めてのかたでもそれほど難しくありません。
編み図はネット上にたくさん公開されています。
一枚編んでみたところ、ちょうど10センチになりました。棒針で編むことが多いオパール毛糸ですが、今回は4号のかぎ針で編んでいます。
このニットゲージはひとつ持っているとたいへん便利です。ご紹介する商品は私のものとは少し違うのですが、10センチ四方に何目×何段かがすぐわかるグッズです。また、横にあいている穴は棒針の号数を確認するもので、針の号数がわからなくなったときにとても助かります。
下が、16枚編んだところです。
オパール毛糸でモチーフを編んでみて
雑多な色や柄の組み合わせですが、並べてみるとあんがい見栄えがすることに気づきました。
ランダムに並べ替えてみたのがこちらです。
コーヒー&ニットIVYさんには、締め切りぎりぎりまで量産してお送りしようと思いますが、その後はまた余り毛糸をためて自分用のブランケットなどを作ってみたいところです。
1枚のモチーフに必要なのは4グラムの毛糸で、それより糸が少ない場合は糸をつないで編みました。余り糸を有効利用できてうれしいです。
わかりやすいモチーフ編みの本のご紹介
私は棒針編みもかぎ針編みもどちらも好きなのですが、今のところ棒針で編むことが多いです。去年「かぎ針モチーフでなにか作りたい」と思って購入した本がこちらです。
【いちばんよくわかる かぎ針あみのモチーフとモチーフつなぎ】
基本や応用のモチーフ編みからモチーフのつなぎ方まで、写真入りでとてもていねいに解説されています。
今まで自己流でやってきた編み止めや糸始末も、この本を読んでもっときれいに仕上がる方法があると知りました。
手元にあると助かる一冊です。ネット上でも「試し読み」ができますので、興味のある方はご覧になってみてくださいね。
オススメのかぎ針
最後に使用しているかぎ針をご紹介します。
100円ショップでもかぎ針を売っていますが、道具はそれなりにお金をかけたほうがよいと感じています。
というのも、100円ショップのかぎ針はかぎのところがひっかかりにくく、何度も糸をひっかけそこねました。毛糸は100円ショップのものでも品質のよいものがあり、ダイソーやセリアで私も何度か購入しています。毛糸は100ショップでOKでも、道具に関してはメーカーさんのものがよいと思っています。
オススメかぎ針はこちらです。私はほぼこのチューリップでそろえていて、手に負担がかからないことと糸をはずさないところがお気に入りです。
セットで買うのでしたらこちらです。
レッドが発売されていました。
- 持ち手にグリップクッションつきで手に優しい
- 針先もマット調のレッドで照明の下でも反射せず目に優しい
のだそう。
ちょっと気になりますね。
かぎ針はかぎ針編みのみならず、棒針編みで編み目を落としてしまったときにも大いに役に立ちます。特にオパール毛糸のような細い糸では、目を落としたことに気づかず編み進んでしまうことも。そんなときに、目を落としたところまでほどかなくても、かぎ針ですくってリカバリーできることも多々あります。
持っていると便利なかぎ針です。