23Mar
※この記事は2019年8月14日に公開した内容に変更があったため、加筆修正し改めて公開させていただきます。
※YouTubeでも視聴可能です。NHK WORLD-JAPAN
英語学習中に「テキストばかりの勉強にちょっと飽きたなぁ…」というときにオススメしたいのが、HNKワールドJAPANです。無料で視聴可能ですので、どんどん活用していきたいですね。たくさんの番組のなかで、特に好んで視聴しているプログラムをご紹介していきます。
みなさんもお好きなプログラムを見つけていただけると幸いです。
NHKワールドJAPANとは
HNKワールドJAPANは、NHKが提供する英語によるテレビ国際放送で、視聴方法は以下の4通りがあります。
- 地上波・衛星放送
- ケーブル局など
- ウェブサイト
- アプリ
詳しくはこちらをごらんください。
パソコン、スマートフォンやタブレットのアプリでも視聴できますので、お手軽なリスニング素材として活用してみましょう。私はテキストのある英語学習に行き詰ったり飽きたりしたときに、NHKワールドJAPANをよく観ています。
ちょっとした気晴らし兼リスニングの練習にもなり、一石二鳥です。
NHKワールドJAPANの利点
番組にはライブとオンデマンドの2通りがありますが、私はオンデマンドでプログラムを視聴することが多いです。
オンデマンドは好きな時間に好きなプログラムを繰り返し視聴できます。
番組表に従ってリアルタイムで視聴してもよいのですが、時間にしばられずに好きなときにお気に入り番組を観るのが私のやりかたです。以下に、NHKワールドJAPANのメリットと感じている点をあげてみます。
映像が美しい
さすがHNK!と唸りますねぇ。目に優しく、ほっとする映像が満載です。映像を観ながら英語をリスニングすると、わからない単語や表現があっても、おおよその意味をくみ取ることが可能です。
日本人目線の番組
NHKですので、日本人になじみが深いテーマを取り扱っています。英語で話されていても背景知識があるため、内容理解がしやすいことが大きなメリットです。
BBCもとてもいい番組だとは思いますし私もよく視聴しますが、イギリスの国営放送ですから文化の違いから理解しづらいプログラムも多いと感じます。
日本人が日本語で話すときは英語字幕が出る
大きなメリットだと私が思っている点が、日本人が日本語で話しているときに英語の字幕が出ることです。和文英訳のよいお手本になります。
日本語を聞きながら英語字幕を読むと、日本語では語られていない言葉が英語字幕に入っていたり、その逆もあったりして興味深いです。「なるほど、こんな風に英訳するんだ」と感心することしきりです。難しい英語には訳されず、負担は大きくありません。
もし見逃したらいったん戻って見直せるところがオンデマンドのいいところでもあります。
上のオンデマンドのページを下にスクロールするとCategoriesが出てきますので、その中で興味のあるものを選んで観ていくといいです。18のカテゴリーに分けられ、たくさんの番組が収録されています。
難しすぎたりおもしろくなかったりしたら、途中でやめてほかのプログラムを視聴できるのがオンデマンドの利点です。私は旅行が好きなので、トラベル関係の番組を好んで観ていますが、あいにくスポーツにはうといので観ていません。
それぞれ、好きなジャンルのプログラムを選んで視聴するのがいいですね。
オススメ番組
ここからは私が好んで視聴している番組と、その概要をご紹介していきます。番組名の下にリンクを貼っておきますので、興味のあるかたはご覧になってください。
GLOBAL AGENDA(カテゴリー:Debate)
こちらです。
まずは、中級から上級向けというプログラムです。これは非常に難易度が高いです。しかも、とてつもなく長いです。
なぜ難しいのかというと、背景知識が希薄だからです。そこで「このトピックだったらだいたい内容がわかる」ものを聴いています。たとえば、こんなテーマはいかがでしょうか。
Mental Distress during COVID-19
50分ほどの長いプログラムで、最後まで集中して聴けないこともあります。そのようなときは2回か3回に分けて視聴します。
TOKYO EYE 2020(カテゴリー:Travel)
こちらです。
これは上のDebateに比べると、聴き取りはだいぶ楽です。ナレーションは綺麗な英語で話され、リスニングにもシャドーイングにも最適な素材だと感じます。
東京在住でなくとも、東京のことを全く知らないという人はいないでしょう。自分が訪れたことがある場所があったら視聴してみましょう。こちらは渋谷の模様を放映しています。
#TOKYO(カテゴリー:Travel)
こちらです。
海外からの旅行客のかたがたに提供される#(ハッシュタグ)TOKYOは、日本人が観ても楽しく、成田空港から新宿のゴールデン街まで映像+英語で楽しめます。
Japan Railway Journal(カテゴリー:Biz/Tech)
こちらです。
旅行好き、鉄道好きのかたにオススメです。
日本中の鉄道について、多くのプログラムを視聴できます。自分の居住地のみならず、行ったことのある土地や未知の土地で走る列車を、美しい映像とともに英語で知ることが可能なプログラムです。
Shinkansen Freight: Carrying On Post Pandemic
東京や大阪のように大都市を走る鉄道、地方を走るローカル線、空港と都市を結ぶ空港線など、多くの鉄道の歴史や特徴について英語で学んでみましょう。
Dining with the Chef(カテゴリー:Food)
こちらです。
お料理好きのかたにオススメしたいのがこの番組。
新鮮な食材を使った和食の作り方を英語で紹介しています。少し長めの番組ですが、飽きずに観ることができます。シェフとアシスタントのお二人が登場し、平易な英語で語られますので難易度はそれほど高くはありません。
この番組はメモをとりながら聴くようにし、わからなかった単語はカタカナでも書き留めておいて後から調べます。料理や材料、調理法にまつわる英語表現が学べるプログラムとなっています。
親子丼の作り方を英語で学んでみました。
Authentic Japanese Cooking: Tomato Oyakodon
BENTO EXPO(カテゴリー:Food)
こちらです。
世界のランチボックス集合!といった番組で各国の特徴的なお弁当が登場します。これも、お料理が好きで特にお弁当作りを日課にしているかたには、お弁当のヒント+英語表現を学べるよい番組です。
日本語で普通に使っている表現も「あれ?英語ではなんといえばいいの?」と思うことがしょっちゅうあります。例えば「テフロン加工のフライパン」は a non- stick frying panだと番組で知りました。「くっつかないフライパン」、そのまんまでしたが、思いつきませんでした。
kidney beans は「エンドウ豆」だとか…。え?kidneyって腎臓じゃないの?と思いましたが、「エンドウ豆って腎臓の形をしているからかもしれない」と考えました。こうして覚えた単語や表現は、忘れないものです。
BOSAI(カテゴリー:Disaster Preparedness)
こちらです。
2011年に未曾有の大災害に見舞われた日本ですが、その後も大きな地震や水害に苦しみました。そして311から11年めを迎えたばかりの本年2022年3月16日に、福島沖を震源とする大きな地震が発生し各地に被害をもたらしました。
このプログラムでは、災害、災害対策に関する語彙や表現を学ぶことができます。
日本の被災事情を知らない海外のかたに説明するときに便利な表現も、多く含まれています。
まとめ
今回はNHKワールドのなかで、私がよく視聴している番組を数点ご紹介しました。皆さんのお好みのジャンル、得意な分野にフォーカスして視聴すると、背景知識があるぶん理解度が高まります。
歌舞伎や相撲など、日本文化に深く根付いた番組や宮崎駿監督にまつわる番組もあり 、まさにYou name it! です。
「なんだか今日はテキストで英語の勉強をしたくない」気分のときはNHKワールドJAPANにアクセスし、いろいろな番組を視聴しましょう。楽しみながら英語を学びたいときに、美しい映像とともに様々な英語が聴ける番組はありがたいですね。