17Jan
2018年冬のシーズン毛糸だったモネシリーズでスヌードとハンドウォーマーを編みました。
このスヌードはもともと腹巻帽子にするつもりで編み始めたのですが、なんだかほかの腹巻帽子に比べると幅が狭い(つまりサイズが小さい)気がしていました。おかしいな…と思いながらもしばらく編み続けて、一周の目の数が推奨されている150目より少ない目で編んでいたことに気づきました。
かなりの長さまで編んでしまったので、これをほどくのは抵抗があり、そのまま編み続けることに。今回は腹巻帽子はやめてスヌードに変更しました。
オパール毛糸の定番毛糸とシーズン毛糸
オパール毛糸には通年製造販売されている定番毛糸とその年に限り作られ、生産が一度きりのため売り切り、つまり在庫がなくなったら買えないタイプの糸があります。
オパールの定番毛糸
年間を通して製造販売されているため、「いつでも入手可能なオパール毛糸」ということができます。マルティナさんのショップで売られている、以下のKFS毛糸は定番毛糸にあたります。
さらに、歴史のあるヴァン・ゴッホシリーズやフンデルトヴァッサーも定番毛糸になります。
定番毛糸のよいところは、「なくなる心配がない」ということです。安定した人気を誇り、編み物の本や雑誌にも取り上げられ、見る人が見れば「あ、オパールだ」とすぐにわかるほど、その柄は広く知られています。
オパールのシーズン毛糸
オパールではその年に限り生産するシーズン毛糸を生産販売しており、その年に買わないと以降は買えないシリーズがあります。
私はオパール毛糸を知ってからまだ年数が浅かったため、当初はその年限りの毛糸がオパールにあるとは知りませんでした。日本の大きなメーカーであるハマナカにしてもダルマやオリムパスにしても、その年1年限りしか製造販売しない毛糸はなかったと思います。
シーズン毛糸という呼び方はけいとやさんで使っている便宜上の呼び方とのことですが、わかりやすいので私もシーズン毛糸ということにします。以下はけいとやさんからの引用です。
◆Opal シーズン毛糸とは?
一般に販売されているOpal 毛糸は、メーカーの生産形態により以下の二つの種類に分けることができます。
(ご注意:弊店でお客様にご説明する際の便宜上の分類になりますことご承知おきくださいませ。)【定番毛糸】
年間を通して生産販売が継続されている毛糸で、現在、以下の2種類の毛糸が生産されています。
いつでも入手可能なOpal 毛糸と言えますね♪
・単色毛糸(4、6本撚り)
・フンデルトヴァッサー I、II、III【シーズン毛糸】
一度限り生産販売される毛糸で、例年13種類が登場します。
熱帯雨林(Regenwald)やシャーフパーテ(Schafpate)シリーズのように、デザインを変えて毎年登場するシリーズもありますし、一度だけ登場して消えるシリーズもあります。ひとつのシリーズは、6色または8色の毛糸から構成されています。
人気のあるシリーズや色番は発売開始後僅かな期間で完売となることもしばしばあります。
引用元:けいとや
カラーズ・イン・ラブ
2017年秋に発売されたこちらはカラーズ・イン・ラブというシリーズのひとつです。
※こちらの柄は2021年KFSコットン毛糸の「193 ガーネット」として再登場しています。
|
クロード・モネ
2018年冬のシーズン毛糸で大人気になったクロード・モネは、発売間もなく売り切れになるお店もでました。私もSNSなどに掲載された作品をみて、すぐに欲しくなりシリーズのうち4個を購入。一番下の列4個がモネシリーズです。
モネシリーズのひとつで今回編んだのがスヌードとハンドウォーマーのセットです。
バタフライ
上の画像の真ん中の列の右から2個はバタフライでこちらも2018年の秋に発売されました。
バタフライで編んだ靴下です。
最新版2019年のシーズン毛糸
オパール毛糸を取り扱っている「けいとや」さんのサイトに最新のシーズン毛糸が掲載されています。どれもこれもかわいくて購買意欲をそそられますが、在庫が多数あるのでそちらを編んでしまってから次の毛糸を買うことにします。
一時期オパール毛糸アディクト状態で、毛糸を買っては飾ってうっとり眺める日が続いたこともありましたが、今は自粛中です。
オパール毛糸の単色のオススメ
オパール毛糸には単色もあり、柄物ほど多彩ではありませんが各色そろっています。マルティナさんの本やSNS、ブログの投稿画像を見ると、柄物毛糸に単色を加えると雰囲気が変わるのがわかります。
単色の種類
今回、モネシリーズに合うような単色から「なでしこ」と「つつじ」を購入。
モネのスヌードに2色のうちどちらかを合わせようと考えました。
つつじのほうは明るすぎてなんとなく合わず、なでしこを加えることに。
出来上がったのがこちらです。
編み目の不ぞろいが目立つ単色は仕上げを
メリヤス編みは簡単ながら、きれいに見せるのが難しい編地でもあるそうです。
オパール毛糸の柄物で編んでいるところと単色で編んだところを比べると、単色の部分はかなり編み目の乱れが目立ちます。
不ぞろいな編み目もまた手編みのよさではあるのですが、ちょっと気になるのでいつものスチームアイロン仕上げをしてみました。
スチームアイロンでキレイな仕上がりに
機械編みのようにはいかないまでも、スチームアイロンをあてることで編み目がそろい、キレイな仕上がりになりました。
スチームアイロンのほかに、水通しで仕上げる方もいます。水通しをすると編地が柔らかな仕上がりになりますので、お好みで選びましょう。ただし、水通しの場合は乾くまでに時間がかかるため、お手軽なのはスチームアイロンのほうです。
今年は暖冬なのかあまり雪も降らず、毛糸の出番が少ない気がしていますが、こつこつと編み続けていきたいと思っています。
オパール毛糸「祭」でハンドウォーマー|柄合わせや編み目の整え方など