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ヨウコのゆるふわライフ

心臓ペースメーカー植え込み術体験記④|手術当日の痛み

ペースメーカー植え込み手術当日

予定通り6月8日(月曜日)13:00に、ペースメーカー植え込みの手術が始まりました。術後に主治医の先生から家族への説明があるので、家族に14:30にHCUに来てほしいとのこと。息子には電話でその旨伝えておきました。

今回の手術は局所麻酔で行います。麻酔をするので術中は痛くないものと思っていました。ところが…。

麻酔をしても痛い

今回切る場所は、左鎖骨の下です。5センチほど切開し、そこにペースメーカーを植え込むとのこと。手術について様々なサイトで情報収集しましたが、このサイトがわかりやすかったです。

まず、切開部位に麻酔の注射をします。その針を刺すこと自体、非常に痛いわけです。歯科医院で抜歯をする際に麻酔注射が痛いのと同じで、数カ所刺されているうちに痛みは鈍くなりました。

ところが、手術中ずっと痛いんです!

「これ、麻酔した意味あるのかな、もしかして麻酔効いていないの?」と思いながら、「痛いっ!」と声がでます。

「え、痛いですか?」と聞かれるので「はい、痛いです!」と(強くきっぱり)言いましたとも。

手術中は頭から布のようなものをかぶせられていて何をされているのかわからず、余計に不安と痛みが増しました。途中、切っている場所である左腕の付け根あたりをギュッギュッと押される感覚がありましたが、あれは何をされていたのでしょう。止血ですか?よくわかりませんが、とにかく痛いので「早く終わってくれー!」と心のなかで叫んでいました。

あまりの痛さに「どうして全身麻酔でやらないのでしょうか?」と聞きました。「深呼吸や咳など、手術の途中に患者さんに協力してもらわなくてはいけないからです」とのこと。

かなり我慢はしましたが「今どの段階ですか?あとどれくらいですかっ?」は何度も聞きました。

昔、子宮筋腫でオペを受けたことがあるのですが、全身麻酔だったため1時に麻酔がかけられ、ぴったり2時に覚醒しました。

今回は何をされているのかはよくわからないけれど意識はしっかりあり、術中とにかく左鎖骨あたりがとても、しかもずっと痛かった、ということです。

主治医の先生のほかに、どなたか存じませんが右側にもおひとりドクターがいて、その方が私の体をしっかり押さえ(つけ)ていました。

手術がやっと終了

術後はHCUに一晩入ることになりました。HCUはHigh Care Unitの略で、「高度治療室」とか「准集中治療管理室」といわれるお部屋です。ICU=Intensive Care Unit:集中治療室はよく聞いても、HCUは耳慣れない人も多いかもしれません。

ICUに入るほど症状が重くはないけれど、一般病棟ではちょっと難しいという患者さん、術後の患者さんなどが収容されるお部屋です。

術後

ペースメーカーの手術は終わり、HCUに移動させられました。痛み止めの点滴が効いて、少し朦朧としていたところに「息子さん来てますよ」と聞こえ、目を開けると息子がベッドわきにいました。息子を見たときに「あれ?髪切ったの?」と妙なことを聞いたのが、今でも謎です。

おそらく薬でうとうとしているところを起こされたので、意味不明のことを口にしていたのでしょう。いろいろ話したかったのですが声がかすれて話せず、適当なところで息子は帰ってゆきました。翌日に息子は勤務地に戻る予定で、あとはしばらく会うことができません。

「気をつけて帰ってね」と言うのがせいいっぱいでした。もう傷口が痛くて痛くて、わが身を呪いました。しかし「痛いの当たり前よねぇ、指の先ちょびっと切っても痛いんだから」と自分に言い聞かせました。術後は左手が動かないように、固定バンドで胴体に左腕を固定されます。

夕食が出てきました

夕食から食事ができます、と手術のスケジュール表には書いてあります。ベッドごと起こしてもらい、おにぎりとなにかおかずを少し食べた気がします。あまりよく覚えていません。左手は固定されているので、まったく使えません。食欲はありませんが、使える右手でおにぎりを少しだけ食べました。味はほとんど感じませんでした。

枕元のモニタを見ると、心拍数はきっちり80を指しています。「あぁ、これが正常なの心拍数なんだわよねぇ、助かった」と思いました。なにしろ、入院前の心拍数は40を切っていましたので。

術後は手に点滴、血圧計、指には酸素濃度を測るパルスオキシメーター、尿道には管、そして鼻から酸素吸入されていました。鼻につけていたのは↓こんなのです。

これが、非常に不快でした。これで体内に酸素が送られているのは理屈では理解しています。しかし実際に装着すると、酸素のありがたみを感じるわけではなく、ただただ鼻の異物感だけがあります。

HCUの看護師さんに「これって、はずしてだめなんでしょうか?」と聞いたところ「酸素は心臓の栄養なんですよ」(つまり外すのはだめ)とのお言葉。

昨年の3月に母が危篤状態になり、この酸素カニューレをつけられました。ほとんど意識がないのに、ふと見ると母親はそれを鼻から外してしまいます。付き添っている私と妹はそのたびに鼻にあてがうのですが、また外されていて、しまいには頭の上にそのカニューレがのっかっていたこともありました。

自分がそれを装着されて初めて「ああ、あのとき母親はものすごーくイヤだったんだろうなぁ」と理解することができました。

傷口の痛みに加えて腰痛が出現

術後ベッドに仰向けに寝ていますが、しだいに寝返りを打ちたくなりました。しかしもちろん自力では動けず、少しでも体を斜めにしようとするものなら傷口が激しく痛みます。2度ほど点滴に痛み止めを入れてもらえたので眠ることはできたのですが、薬が切れてくるとまた痛みが襲ってきます。

明け方、腰が痛くなり、どうにもこうにも苦痛でしかたありませんでした。

下半身だけ、膝をたてたり、たてた膝を左右に倒したりしてみましたが、何の解決にもなりません。腰が板のようになり、横を向いて丸くなって寝たい!でもできない、というジレンマ。直立不動で寝ているのがこんなに苦痛とは…。

すると、HCUの夜勤の看護師さんが「傷が痛いのは仕方ないけど、腰の痛みはしんどいってみんな言うんですよー」とのこと。「ああ、皆さんそうおっしゃるんですか?」と聞くと「ええ、皆さん言いますよー」と。

それじゃぁ仕方ない、我慢するしかないわと思っていたところ「痛み止め飲んでみる?」と聞かれたので「はい、ください!」と即答です。気持ち、効いたような気がしました、鎮痛剤。

そうこうしている間に朝ご飯の時間です。ベッドを起こしてもらえたことで、腰の痛みはほとんど消失しました。朝のうちに鼻の酸素と尿の管が外され、体はかなり楽になりました。ベッドから降りて椅子に座らせてもらい、点滴を持ってトイレにも行ってみました。

「携帯とかみますか?」と聞かれたので、バッグからスマホを取り出してメールやSNS、ニュースをチェック。椅子に座れた時点で腰の痛みは消え、スマホを手にして安心しました。普段、いかに自由気ままに過ごしているかがよくわかりました。健康のありがたみを感じた瞬間です。

  • 好きなときに寝返りがうてる
  • 自力でトイレに行ける
  • スマホを見ることができる

ふだん当たり前にしていることが、鎖骨下をわずか5センチ切開しただけでできなくなった一夜でした。

一晩HCUで過ごし、10:00に病棟の看護師さんが迎えに来て、車いすで病室に戻りました。

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