18Jul
ペースメーカー植え込み後4日目以降
術後は1日だけHCUに入り、翌日の10:00に前の病室に戻りました。その後、一日一日傷の痛みは軽くなり、歩行も順調にできるようになりました。
ペースメーカーによる治療は、近代の技術革新が医学に応用された最も成功した医療分野のひとつといわれているそうです。
このペーシングシステムは、徐脈に対する唯一かつもっとも有効的な治療法となっています。このような時代に生まれてよかった、と思いました。
あのまま息切れと足の痛みを我慢し続けていたら、死んでいたかも…。
そう考えると早々に受診してよかったと思っています。さて、植え込み術後4日目に、点滴による抗生剤投与が終わりました。点滴は、午前と午後に1回ずつで、所要時間は1時間ほどです。
ただ、留置針が手に入ったままなので、点滴をしていないときも針と管は手についたままです。これがけっこううっとおしく感じました。
管を手首に固定しておくために、メッシュ状の包帯を手首にはめているのですが、それでまた「かゆみ」が出てきました。
術後に左腕を固定されていたことで、左のわきの下に「あせも」のような発疹ができて「かゆみ」が出現しましたが、今度は手首に「かゆみ」が…。なんにせよ、皮膚に長いあいだ接触したままにしているのはよくないということなのでしょう。
留置針を固定しているネットでかゆみが出たたため、看護師さんに伝えたところ、ネットを外してガーゼをあてて絆創膏ではってくれました。
入院中は、どんなささいなことでも報告することが大切です。不快な症状にはそれなりの解決方法もありますので…。
術後4日目で点滴での抗生剤投与が終わり、留置針が抜かれました。ホント、せいせいしました。
体についているものが少しずつ外されてゆき、快適さが戻ってきます。
点滴が外れたので、売店まで行ってみました。売店に行くには外来の待合スペースを通るため、マスク着用で大急ぎで行ってきました。売店では、洗濯2回分の洗剤と、雑誌(オレンジページ、エッセ)を買いました。
久しぶりの買い物。大きな売店ではありませんが、買い物するって楽しい!と改めて思いました。
シャンプーをしてもらう
植え込み術後5日目に、シャンプーをしてもらいました。手術の前日に洗ったきりですので、6日ぶりになります。病棟には看護師さんのほかに看護助手さんがいて、医療行為はできませんが、患者さんのお世話をするスタッフとして活躍しています。
その方が病室の洗面所でシャンプーしてドライヤーで乾かしてくれました。とっても気持ちがよかったです。
入院中、特に手術の後は一日一日できることが増えて、普段当たり前にしていることのありがたみを知ることになります。
植え込み術後7日目
ペースメーカーのチェックをしてもらい、主治医の先生が傷の状態をみて、保護剤をはがしました。傷の上には、大きなカットバンのような保護剤が貼られていて、それをはがすわけです。
その保護剤でも皮膚が負けてしまい、赤くただれた状態になってしまいました。でも、これからは一歩ずつ回復してゆくだけです。
そして、退院の許可がでました!
退院日
11日間の入院でした。あっという間に過ぎた入院生活です。前述したとおり、私には市内に身内がいません(厳密にいえば、高齢のおばさんはいます)。
退院の日は、職場のスタッフが車で迎えに来てくれました。とてもうれしかったです。自宅に戻って家中の窓を開放し、空気の入れ替えを。
その後、迎えに来てくれた職場の友がおいしい回転ずしに連れて行ってくれました。間食禁止の病院食を11日間まじめに食べました。
でも、退院したらおいしいものが食べたいとその職場の友にLINEしてあったのですね。そしたら「お寿司食べに行くよー!」と言ってくれて、涙が出るほどうれしかったです。
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