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ヨウコのゆるふわライフ

【体験談】心臓サルコイドーシスの検査と入院治療

ペースメーカー植え込み後の経過

2020年5月の末に突然の息切れに襲われ、近医を受診して徐脈性不整脈が見つかりました。すぐに総合病院の循環器科に紹介され、ペースメーカー植え込み術を受けました。

その際、加齢による不整脈にしては年齢が若いため、何か心臓の病気があるのではないかと担当の先生は考えていらしたようでした。

先生は「心臓のサルコイドーシスが考えられる」とのこと。

6月初旬にペースメーカー植え込み術を終え、無事退院。退院時に、眼科と皮膚科への紹介状も出されました。というのも、サルコイドーシスはいろいろな臓器に発生する病気で、私は心臓に発症している疑いが濃厚ですが、目や皮膚にも特徴的な症状が出るため二つの科でも診てもらって欲しいとのこと。

退院後すぐに眼科と皮膚科を受診しましたが、両科とも「異常なし」でした。その結果を持ち、退院1ヶ月後のペースメーカー外来へ行きました。

その際、大学病院への紹介状を渡され「皮膚科と眼科では見つからなかったけれど、心サルコイドーシスの疑いは残っているので、大学で詳しく診てもらって」とのことでした。

大学病院循環器内科を受診

サルコイドーシスに関する記事などを検索し、おおよそどのような病気かはわかりました。

私は以前、総合病院の医事課で働いていたことがあり、サルコイドーシスが特定疾患(国が定めた難病)であることを知ってはいました

しかしペースメーカー植え込みを行って以来、息切れや胸の苦しさなどの不快症状がすっかり消え、いわゆる「元気」になったため「もしかしたら違うのかも」という楽観的な気持ちでした。

ただ、もしサルコイドーシスであれば放置すれば命にもかかわるので、受診したほうがよいと考えて予約日に大学病院へ。それほど待たされずに外来担当の先生とはお会いでき、採血と心電図、心エコーの検査を受けることになりました。

結果が出たところでまた呼ばれました。オペをした紹介元病院からのデータなどを見て「Sクン(紹介元のO病院の担当医はここの大学の出身らしい)も思っているように、ペースメーカーはもっとおばあさんになってから入れるのがふつうなんですね。サルコイドーシスかどうかはっきりさせるためにPET検査をしましょう」とのこと。

その場で検査の予約、検査結果を聞くための外来日の予約を入れてもらいました。

サルコイドーシスの検査としてPETを受ける

PETとは「がんを発見する検査」「私費で受けたらものすごく高く10万円以上!」という認識がありましたが、詳しくはよくわかっていません。初めて受ける検査ですので、ネットであれこれ調べてみました。

検査そのものはCTやMRIのようにただ寝ているだけで、苦痛はなさそうです。ただし検査日前日の6時以降は絶食、最後の食事からは糖分を摂ってはならぬ、という決まりごとがあります。

口にしてよいのは、お茶と水のみです。おなかは空きますが、今回の検査をのがすと次がいつになるかわからないため、きちんと約束事は守りました。

しかし、飲んでいるお茶をふと見ると「カロリーがある」ではないですか。飲んでいたのは「大人のカロリミットはとむぎブレンド茶」で、よく表示を見たところ以下のようにあります。

【栄養成分】
1本(500ml)あたり
エネルギー:11kcaL、たんぱく質:0g、脂質:0g、炭水化物:6.5g(糖質1.5g/食物繊維5.0g)、食塩相当量:0.17g、カフェイン:20mg

しっかり糖分ありになっています。

あわてて飲むのを中止し、今度は「黒豆茶」を飲み始めたのですが、その甘みに「あれ?もしかしてこのお茶にも糖分が?」と不安になっていろいろ検索。黒豆茶については糖分が入っているかどうか、検索しかねました。

あやしいものはやめておいたほうがよかろうと思い、あとは水だけを飲むことに。

ということで、PET検査の際には糖分を制限され、お茶なら糖質は入っていないだろうという思いこみで「大人のカロリミットはとむぎブレンド茶」を少々飲んでしまいました。

幸い検査に影響はありませんでした。

PET検査結果

後日検査結果を聞くために循環器内科を受診。

「心臓、脾臓、肺リンパ腺にサルコイドーシスあり」との結果でした。

さらに詳しい検査を行い病名を確定して治療するために入院が必要とのこと。「困ったな」とは思いましたが、放置すれば危険なのでそこは従うことにし、現在入院中です。

入院期間は3~4週間で、これほど長い入院は息子を産む前に切迫流産、切迫早産で超長期入院して以来です。サルコイドーシスという病気に関する詳しい情報は他のサイトにたくさんの掲載があります。当ブログではいろいろな検査の体験談や、入院生活に関してリアルな記録を残してゆこうと考えています。

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