27Feb
※この記事は2019年6月1日に公開した内容に加筆、修正し再掲載するものです。
※商品リンクは2023年2月現在のものとなっています。
靴下を編んでみたい
何十年かぶりに編み物に目覚めた私は、編み物サイトを見ているうちに「靴下を編んでみたい!」と思うようになりました。過去に靴下を編んだことはなく、どうすればあの形に編めるのか、まったく想像もつきません。
そこで、Amazonで本を探してみました。目に留まったのが大内いづみさんの「つま先から編む、かんたん、かわいいくつ下」です。
※オンラインで試し読みができますよ
靴下の編み方はいくつかあり、大きく分けて「つま先から編む」「履き口から編む」の2通りです。私は、まず本のとおりに、つま先から編んでみることにしました。
靴下の材料・用具
- オパール毛糸 家族の笑顔シリーズ116「赤ちゃんの笑顔」
- オパール毛糸 単色オレンジ 5181
- addi輪針 ソックワンダー 1号×2本
- ハマナカ アミアミ5本針 1号
- かぎ針(糸を針から落としたときのリカバリーに使いました)
オパール毛糸「赤ちゃんの笑顔」
オパール毛糸 単色ユニ「オレンジ」
addi輪針「ソックワンダー」
ハマナカ あみあみ 短5本針
チューリップ かぎ針
さっそく挫折しました
さて、準備も整ったところで、わくわくしながらとりかかりました。しかし、作り目からしてわかりません。この本で紹介されている「Judy式作り目」は、欧米でJudy’s Magic Cast-Onという呼び名で知られているとのこと。
本に手順が写真入りで順を追ってていねいに掲載されているのに、理解ができません。オパール毛糸も針も用意した、本には詳しく編み方が載っている…。予定ではすいすいと靴下が編めるはずだったのに…。
そこで「もしかしたらYouTubeに動画があるかも」と探したところ、ありがたいことにあったのです!「靴下 つま先 作り目」で検索すると、たくさんヒット。動画で見ると書籍よりもずっと、針の動きがわかります。
こちらがJudy’’s magic castの動画です。この動画を観てやっと、本の内容も理解することができました。ほっとしました。なにしろ「作り目」ができないのでは、靴下の完成など不可能ですもの。
本でわからないことはYouTubeがとても役に立ちます。はじめての靴下が完成したときには最高にうれしく、しみじみ眺めて写真を何枚も撮って、しばらく飾っておきました。
初めて編んだ靴下の毛糸、道具、本のレビュー
ここからは使用したオパール毛糸、編み針、書籍の感想を記載します。
オパール毛糸
腹巻き帽子を編んで細い糸にも慣れ、編んでいて心地よい糸だと感じています。オパール毛糸は糸割れもせず、糸の太さも均一でひっかかりがなく、快適に編み進めることができます。
お値段がやや高く、1玉100gで1,300円~1,800円くらいです。1玉で靴下1.5足分といわれています。ただ、つま先やかかとや履き口に単色を入れると、女性のサイズならば2足編むことも可能です。
addi 非対称メタル輪針ソックワンダー 25cm
本では長い輪針を2本使うとありましたが、私はソックワンダー25㎝を使ってみました。靴下は作り目をし、次いでつま先から増し目部分がありますが、増し目が終ったらかかとまでは増減なしです。その増減なしの部分をこの輪針を使うことで、ただくるくる編んでゆくだけ。かなりのスピードアップになります。
この輪針ではハンドウォーマーや手袋などもたくさん編み、じゅうぶんモトはとれた感があります。
※かかとのところで往復編みの部分があるため、私は、ハマナカ アミアミ 短5本針 長さ20cmを買い足しました。
※長い輪針であれば、往復編みもできるのですが、私が買ったソックワンダー25㎝ではできませんので、往復編み用として短い編み針を追加しました。
参考書籍「つま先から編む、かんたん、かわいいくつ下」
(試し読みができます)
はじめての教科書となった記念の本です。つま先から編む靴下も二通り紹介されていて、つま先とかかとの作りが違います。ひとつは「Judy式作り目+ガセットヒール」もうひとつは「ショートロウつま先+かかと」です。
私はまず「Judy式作り目+ガセットヒール」の靴下を編むことにしました。初心者向けの本で、詳しく編み方が載っています。私はあいにく作り目が本では理解できませんでした。しかし全体的に、わかりやすく読みやすい一冊で、模様編みのバリエーションも豊富です。
「つま先から編む、かんたん、かわいいくつ下」で扱っている毛糸は次のとおりです。すべてくつ下向きの糸で、ソックヤーンとも呼ばれています。
■ ハマナカコロポックル
■ ナイフメーラ
■ オパール毛糸
サイズ調整について
さて、最初この本のとおりの目数、段数にして編んだところ「どうも大きい」「なんとなくだぶつく」感じがしました。ゲージはきちんととり、本と同じでした。なのに、どうもフィット感がありません。
本によると仕上がりサイズが22~23㎝、私の足のサイズは23.5㎝なのでピッタリのはずなのですが、やや大きくだぶつきます。そこで、つま先の増し目が終ってからかかとの増し目までの段数を、指定の48段から44段に減らしました。
本にはサイズ調整の方法も詳しく載っていますので、この本は靴下初心者の方には本当におススメです。下のグリーンの靴下が段数を減らして編んだものです。オパール毛糸の「レリーフ」という糸で編みました。
その後、さらに練習を重ねました。プリントしてある紙は、増し目と減らし目がわからなくなるのでExcelで表を作成してチェック用にしたものです。
オパール毛糸作品のお手入れ
洗濯ネットに入れて、他の洗濯物といっしょに洗濯機で洗うことができます。ただ、干す際には洗濯もの干しのピンチなどに吊るすと確実に型崩れしますので要注意です。私はタオルの上に平置きし、形をととのえて乾かすようにしています。
なお、オパール毛糸はじゃっかん「毛玉」が発生します。毛玉取りで除去すれば、キレイになります。